『異土』バックナンバー
『異土』創刊号(2010年6月)
【異土をはじめる】
小説
マゼンタ色の花 和田ヒロミ
ストレス・ストマック・シスターズ 湖海かおる
評論
川端康成『山の音』の背景としての
昭和の戦争と戦後史 浅田高明
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『小説の方法』から読む『同時代ゲーム』 紀井高子
『アンナ・カレーニナ』
――殺す愛、生かす愛―― 野武 政
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石のキズ――奥泉光『石の来歴』―― 熊谷文雄
純文学変質説論争を巡って 大石清貴
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堀田善衞の生きた時代 田崎勝子
宮沢賢治の視線 松山愼介
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摂津茨木と豊後竹田
――川端康成『波千鳥』に関する史的考察――
秋吉 好
『異土』2号(2010年12月)
評論
トルストイの社会批判
――『復活』を中心に―― 野武 政
愛と自由の名の下に
――田久保英夫『触媒』について―― 紀井高子
小説
疾走するビル街をはらんだ列車 美馬 翔
また従兄ジェイズ 熊谷文雄
評論
鈴木道彦のアンガージュマン 田崎勝子
宮沢賢治の感性と思想 松山愼介
三井寺本覺坊暹好の実像 秋吉 好
『異土』3号(2011年6月)
評論
村上春樹とその時代 松山愼介
大江健三郎の『水死』
――パスティーシュに込めた想い―― 紀井高子
内田百閒先生の周縁 月野恵子
小説
猫宵 湖海かおる
評論
ゲルツェンとマルクスにおける
人間と社会の関係 野武 政
イロニーについての覚書 田崎勝子
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オリオンの星は燦めく
――太宰治・晩年における或るエピソード――
浅田高明
松本清張と森鷗外 秋吉 好
『異土』4号(2011年12月)
評論
中野重治(162枚)
――「ねばならぬ」を生きた文学者―― 松山愼介
ベンヤミンとドイツ・ロマン主義
(75枚) 田崎勝子
チェルヌイシェフスキーとドストエフスキー
――共産主義者 VS 自我主義者――
(77枚) 野武 政
ドイツ精神と芸術(58枚)
――トーマス・マン『ヴェニスに死す』―― 紀井高子
作家尾崎翠に触れて(56枚)
――小説『第七官界彷徨』を中心に―― 月野惠子
ノンフィクション(60枚)
船乗りの母 ――体験的介護論―― 松村園美
小説
スラップスティック ノクターン
(54枚) 美馬 翔
花園(57枚) 湖海かおる
クラリンゼ・プラス(102枚) 秋吉 好
『異土』5号(2012年6月)
評論
信念に潜む罠
――ジッド「女の学校」三部作―― 紀井高子
ストラスブール
~国境の町~にて考えたこと 田崎勝子
いざ立て、自我よ!
反逆者 シュティルナーの叫び 野武 政
小説
にせ藩札づくり 熊谷文雄
アロハイワナガ 湖海かおる
評論
吉本隆明「転向論」をめぐって 松山愼介
俳人 日野草城 月野惠子
透谷論考「楚囚之詩」 秋吉 好
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『異土』6号(2012年12月)
評論
堀田善衞は南京事件をどう描いたか 田崎勝子
抵抗しながら滅びよう
――セナンクール『オーベルマン』――紀井高子
明治の作家田澤稲舟
――文学と激情の生涯―― 月野惠子
小説
処刑
――続・にせ藩札づくり―― 熊谷文雄
迷惑な女 湖海かおる
評論
民衆の中へ! 輝く鉱石を探して
――ジョージ・オーウェルと民主的社会主義――
野武 政
埴谷雄高の「転向」と『死霊』第五章 松山愼介
焼夷弾と模擬原爆
空襲被災体験――その検証と考察 浅田高明
田中桐江(前)
――ある隱儒の生涯―― 秋吉 好